ハリアーのマイナーチェンジは2025年か|エクステリアの大幅変更と機能向上について解説

2025-07-11

都会的で洗練されたデザインと上質な乗り心地で、幅広い層から絶大な人気を誇るトヨタ ハリアー。2020年6月に登場した現行モデル(4代目 XU80系)も、そのスタイリッシュさと先進性で多くのオーナーを魅了し続けています。

この記事では、トヨタハリアーの次期マイナーチェンジ(2025年)で予定されるエクステリアデザインの変更点や機能向上について、徹底的に解説していきます。現行モデルとの比較や、購入タイミングについても触れていきますので、ハリアーの購入を検討している方、そして今後の進化に注目している方は、ぜひ最後までご覧ください。

1. 現行モデル(2020年~)の振り返り

まずは、現行ハリアーの概要と、なぜ今マイナーチェンジが期待されるのかを見ていきましょう。

1-1. 現行ハリアーXU80系の概要と魅力

  • 発売時期: 2020年6月17日
  • プラットフォーム: GA-Kプラットフォーム(TNGA)を採用し、高い基本性能と快適な乗り心地を実現。
  • パワートレイン:
    • 2.0L ダイナミックフォースエンジン(ガソリン車)
    • 2.5L ダイナミックフォースエンジン+トヨタハイブリッドシステムII(HEV車)
    • ※2022年10月にはPHEVモデルも追加
  • デザイン: 「流麗なクーペフォルム」と「SUVの力強さ」を融合させた、都会的でエレガントなエクステリア。内装も上質で、先進的な装備が多数採用されています。
  • 安全性能: 最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備。

現行ハリアーは、その完成度の高さから、登場以来好調な販売を続けており、ミドルサイズSUV市場における確固たる地位を築いています。

1-2. なぜ2025年にマイナーチェンジ?

2020年6月の発売から、2025年で丸5年を迎えることになります。一部年次改良はありましたが…。近年のトヨタのモデルサイクルを考えると、このタイミングで内外装のリフレッシュや機能向上を伴う、比較的規模の大きなマイナーチェンジが行われることは十分に考えられます。

また、ライバル車種も続々と新型が登場したり、商品力向上を図ったりしているため、ハリアーも競争力を維持・向上させるために、新たな魅力を加える必要性が出てきていると言えるでしょう。ユーザーからも、「そろそろ何か新しい動きがあるのでは?」という期待感が高まっている時期です。

1-3. モデルチェンジサイクルとハリアーの過去事例

一般的に、トヨタ車のモデルチェンジサイクルは、

  • フルモデルチェンジ: 6年~8年
  • マイナーチェンジ(大規模なもの): フルモデルチェンジから2年半~4年後

という傾向が見られます。ハリアーの過去のモデルチェンジを見てみましょう。

  • 初代 (1997年~2003年): 約5年半のモデルライフ。途中で一部改良あり。
  • 2代目 (2003年~2013年): 約10年と比較的長いモデルライフ。2006年にマイナーチェンジ。
  • 3代目 (2013年~2020年): 約6年半のモデルライフ。2017年にマイナーチェンジ。

これらのサイクルを考慮すると、現行4代目が2020年6月発売ですから、2024年~2025年頃にマイナーチェンジが行われる可能性は非常に高いと予測できます。特に2025年という年は、発売から4年以上が経過し、商品力を大幅に向上させる改良が行われるには適したタイミングと言えるでしょう。

2. マイナーチェンジでエクステリアはどう変わる?

2025年のハリアーのマイナーチェンジで、エクステリアデザインはどのように進化するのでしょうか?全面刷新と言えるほど印象を大きく変える改良が期待されます。

2-1. フロントマスクのデザイン変更

マイナーチェンジの定番とも言えるのが、フロントマスクの変更です。

  • フロントグリル: 現行ハリアーのグリルは、アッパーグリルが薄く、ロアグリルが大きく開いたデザインが特徴です。マイナーチェンジでは、このグリルの意匠変更が予想されます。例えば、よりシャープで立体的なデザインになったり、トヨタの最新デザイントレンド(クラウンシリーズのようなハンマーヘッドモチーフなど)が一部取り入れられたりする可能性も考えられます。ユーザーからも「もう少し迫力のあるグリルが良い」といった声も聞かれるため、そのあたりを意識した変更があるかもしれません。
  • ヘッドライト: プロジェクター式LEDヘッドランプ(一部Bi-Beam LED)は現行でも先進的ですが、内部のLEDユニットの配置変更や、デイタイムランニングランプのデザイン変更などにより、より精悍で新しい表情を生み出すことが期待されます。アダプティブハイビームシステムの機能向上なども考えられます。

2-2. リアデザインの変更点:テールランプ、バンパーの意匠変更

フロントと合わせて、リアデザインもリフレッシュされるでしょう。

  • テールランプ: 現行の一文字に繋がるような薄型テールランプは非常にスタイリッシュですが、マイナーチェンジでは内部のLEDの発光パターンを変更したり、レンズカットを変えたりすることで、新鮮さを出す可能性があります。
  • リアバンパー: バンパー下部のデザイン変更や、マフラー周りの意匠変更なども考えられます。よりワイド感を強調したり、スポーティさを増したりする方向性が予想されます。

2-3. 新しいボディカラーやホイールデザインの追加

  • ボディカラー: トレンドに合わせた新しいボディカラーの追加は、マイナーチェンジではよくある手法です。より深みのあるメタリックカラーや、個性的なアクセントカラーなどが登場するかもしれません。
  • アルミホイール: 新デザインのアルミホイールが採用されるのはほぼ間違いないでしょう。インチサイズは現行同様17~19インチが中心と思われますが、よりスポーティで洗練されたデザインのものが期待されます。

2-4. 骨格デザイン

エクステリアデザインに関しては、現行モデルの流麗なクーペフォルムという基本骨格は維持しつつ、よりシャープで先進的な印象を強める方向での変更になるでしょう。特にフロントマスクは、トヨタの最新デザインを反映し、より存在感を増すようなエクステリアデザインとなります。

 例えば、グリルの開口部形状の変更や、近年のクラウンシリーズに見るようなヘッドライトユニットの薄型化・多眼化などが予想されます。リアに関しても、コンビネーションランプのグラフィック変更で、より先進的なイメージを演出するでしょう。

3. インテリアの質感向上と先進機能のアップデート

エクステリアだけでなく、インテリアの進化もマイナーチェンジの大きな注目点です。

3-1. 内装素材やカラーコーディネートの変更・追加

現行ハリアーの内装は、馬の鞍をイメージしたセンターコンソールなど、質感の高さに定評がありますが、さらなる向上が期待されます。

  • 素材の見直し: ソフトパッドの採用範囲拡大や、ステッチの追加、金属調加飾や木目調パネルの質感向上・デザイン変更などが予定されています。
  • 新しい内装カラー: 現行のブラック、ブラウン、グレー基調の内装に加え、より明るい色調や、アクセントカラーを取り入れた新しいカラーコーディネートが登場するかもしれません。新たなユーザー層を取り入れるため、グレードによって選択肢が増える予定です。

3-2. インフォテインメントシステムの進化

コネクテッド機能やエンターテインメント機能は、近年の車選びでますます重要度を増しています。

  • ディスプレイオーディオの大型化・高機能化: 現行でも最大12.3インチの大型ディスプレイが設定されていますが、次期モデルではさらに表示の精細度や処理速度が向上したり、全グレードで大型ディスプレイが標準化されたりする可能性もあります。
  • コネクテッドナビの機能向上: より高精度なルート案内や、リアルタイムな情報提供、OTA(Over The Air)によるソフトウェアアップデート機能の拡充などが予定されています。
  • 音声認識システムの進化: 「Hey, トヨタ」でお馴染みの音声認識システムも、より自然な対話が可能になったり、操作できる機能が増えたりするでしょう。

3-3. メーターデザインやヘッドアップディスプレイの改良

  • フル液晶メーター: 現行でも採用されていますが、表示モードの追加や、より多くの情報を分かりやすく表示できるようなデザインへの改良が期待されます。
  • ヘッドアップディスプレイ: 表示内容の充実や、より広範囲に投影できるような進化も考えられます。

3-4. 快適装備の追加・充実

  • シート機能: シートヒーターやベンチレーションの搭載グレード拡大、マッサージ機能の追加(上級グレード)なども考えられます。
  • アンビエントライト: より多彩なカラーや演出が可能なアンビエントライトが採用され、室内の雰囲気を好みに合わせて変えられるようなるでしょう。
  • その他: USBポートの増設やワイヤレス充電機能の向上など、細かな利便性向上も期待したいところです。

4. 走行性能と安全技術のさらなる進化

デザインや内装だけでなく、走りや安全性の進化もマイナーチェンジの重要なポイントです。

4-1. パワートレインの改良・最適化

  • 既存エンジンのブラッシュアップ: 現行の2.0Lガソリンエンジンや2.5Lハイブリッドシステムについて、さらなる効率化や出力特性の見直しが行われ、燃費性能や動力性能が若干向上します。
  • ハイブリッドシステムの進化: 第5世代トヨタハイブリッドシステムへのアップデートなど、よりスムーズで力強い走りと低燃費を両立する改良が期待されます。

4-2. 足回りやボディ剛性の見直し

GA-Kプラットフォームによる基本性能は高いハリアーですが、マイナーチェンジではさらなる熟成が図られるでしょう。

  • サスペンションの再チューニング: コイルの巻き数比やダンパーの最適化により、しなやかで快適な乗り心地と、正確なハンドリングを両立するためのセッティングの見直しが図られます。
  • ボディ剛性のさらなる向上: スポット溶接の増し打ちや構造用接着剤の最適化などにより、ボディ剛性を高め、操縦安定性や静粛性の向上に繋げる可能性もあります。

4-3. 最新Toyota Safety Senseへのアップデートと機能拡充

安全性能は最も進化が期待される部分の一つです。

  • Toyota Safety Senseの最新版搭載: より検知範囲が広く、高精度な単眼カメラやミリ波レーダーを採用した最新世代のToyota Safety Senseが搭載されるでしょう。
  • 機能の追加・向上:
    • プリクラッシュセーフティの対応範囲拡大(交差点での右左折時や出会い頭など)
    • レーダークルーズコントロールやレーントレーシングアシストの制御のさらなる自然さ向上
    • プロアクティブドライビングアシスト(PDA)の機能拡充
    • 緊急時操舵支援の進化
  • 高度運転支援技術「Toyota Teammate」の搭載可能性: クラウンシリーズなどに搭載されている、より高度な運転支援技術(アドバンストドライブ(渋滞時支援)など)が、ハリアーの上級グレードにも採用される可能性も考えられます。これは大きな注目点ですね。

5. マイナーチェンジで価格はどうなる?

マイナーチェンジが行われると、一般的に車両価格にも影響が出ます。

5-1. 一般的なマイナーチェンジに伴う価格変動の傾向

装備の充実や機能向上、安全性能のアップデートなどが行われるため、マイナーチェンジ後は車両価格が数万円~数十万円程度上昇するのが一般的です。特に大幅な改良が加えられる場合は、価格アップも大きくなる傾向があります。

現行型はエントリーグレードで312万円~の価格設定となっていますが、マイナーチェンジ後は320万円程度からのエントリー設定となるでしょう。また、上級グレードは質感向上や機能向上のため現在から20万円程度の価格UPも考えられます。

5-2. 現行モデルを購入するメリット・デメリット

  • メリット:
    • マイナーチェンジ前のため、価格が比較的こなれている。値引きも期待できる。
    • 既に市場に出ているため、情報が多く、評価も安定している。
    • 長い納期を待たずに手に入れられる可能性がある(ただしハリアーは依然人気)。
  • デメリット:
    • 購入後すぐに新型(マイナーチェンジモデル)が登場し、型落ち感が否めなくなる。
    • 最新の機能やデザインではない。

5-3. マイナーチェンジを待つメリット・デメリット

  • メリット:
    • 最新のデザイン、機能、安全装備のモデルに乗れる。
    • 現行モデルの不満点などが改善されている可能性がある。
  • デメリット:
    • いつ発表・発売されるか不透明で、待ち時間が長くなる。
    • 価格が上昇する可能性が高い。
    • 発表直後は注文が殺到し、納期が長期化するリスクがある。

5-4. あなたにとって最適な購入タイミングは?

  • すぐにでもハリアーが欲しい、現行モデルに満足している → 今のモデルを検討
  • 最新の機能やデザインにこだわりたい、時間に余裕がある → マイナーチェンジ情報を待ち、比較検討
  • 予算を重視する → マイナーチェンジ前のモデル末期を狙う(ただし在庫次第)、あるいはマイナーチェンジ後の現行型中古車を待つ

ご自身の予算、車の必要時期、そして「新しいもの好き度」などを考慮して、最適なタイミングを見極めることが大切です。

6. まとめ:期待高まる2025年ハリアー!今後の公式情報に注目

トヨタ ハリアーは、2020年6月の現行モデル登場以来、その高いデザイン性と品質で人気を博してきました。そして、多くのユーザーや業界関係者の間で、2025年に大幅改良(マイナーチェンジ)が期待されています。

【2025年ハリアー マイナーチェンジまとめ】

  • エクステリア: フロントマスク(グリル、ヘッドライト)やリアデザイン(テールランプ)の変更、新色・新ホイール追加で、より洗練・先進的な印象へ。
  • インテリア: 内装素材の質感向上、カラー追加、インフォテインメントシステム(大型ディスプレイ、コネクテッド機能)の進化、快適装備の充実。
  • 走行性能・安全技術: 既存パワートレインの改良による燃費・性能向上、足回りやボディ剛性の見直し、最新「Toyota Safety Sense」へのアップデート、高度運転支援技術の搭載可能性。
  • 価格: 機能向上に伴い、現行モデルより上昇する可能性が高い。

これらはあくまで現時点での情報であり、実際の変更内容や時期については、今後のトヨタ自動車からの公式発表を待つ必要があります。

ハリアーは、常に時代のニーズを捉え、都市型SUVのパイオニアとして進化を続けてきました。次のマイナーチェンジで、私たちにどのような新しい価値と驚きを提供してくれるのか、今から非常に楽しみです。ハリアーの購入を検討している方は、引き続き最新情報に注目し、後悔のない選択をしてください。

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