スタイリッシュなクーペSUVデザインと、クラスを超えた上質な内外装、そしてホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」による爽快な走りで、コンパクトSUV市場において絶大な人気を誇るホンダ ヴェゼル。
そんな現行ヴェゼルも登場から数年が経過し、2025年頃にマイナーチェンジが予定されています。エクステリアデザインの変更や先進機能のアップデート、そして何よりスポーティな「RS」グレードの追加が予想されています。
この記事では、そんなホンダ ヴェゼルの次期マイナーチェンジ(2025年)で予定される変更点や注目のポイントを、これまでのホンダの動向などを基に徹底的に解説していきます!現行モデルとの比較や、待望のRSグレードについても深掘りしますので、ヴェゼルの購入を検討している方はぜひ最後までご覧ください。
1. ホンダ ヴェゼル:現行モデル(2021年~)の魅力と次期マイナーチェンジへの期待
まずは、現行ヴェゼルの概要と、なぜ今マイナーチェンジが期待されるのかを見ていきましょう。
1-1. 現行ヴェゼル(RV系)の概要
- 発売時期: 2021年4月23日
- デザインコンセプト: 「AMP UP YOUR LIFE(アンプ アップ ユア ライフ)」をグランドコンセプトに、クーペライクなプロポーションと、水平基調でスリークなエクステリアデザイン、そしてクラスを超えた上質なインテリアを実現。
- パワートレイン:
- 1.5L DOHC i-VTECエンジン(ガソリン車)
- 1.5L DOHC i-VTECエンジン+2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」(電気式無段変速機)
- 安全性能: 最新の予防安全パッケージ「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を全車標準装備。
- 人気の理由: 美しいクーペSUVスタイル、心地よいインテリア空間、e:HEVによるスムーズで力強い走り、優れた燃費性能、そして充実した安全装備などが高く評価されています。特にe:HEVモデルは販売の主力となっています。
1-2. なぜ2025年のマイナーチェンジが噂されるのか?
2021年4月の発売から、2025年で丸4年を迎えることになります。自動車のモデルライフサイクルを考えると、商品力を維持・向上させ、新たな顧客層にアピールするために、このタイミングで内外装のリフレッシュや機能向上を伴うマイナーチェンジが実施される可能性は高いでしょう。
また、コンパクトSUV市場は競争が非常に激しく、ライバル車種も常に進化しています。ヴェゼルがその魅力を保ち続けるためには、定期的なアップデートが不可欠と言えるでしょう。
1-3. モデルチェンジの一般的なサイクルとヴェゼルの過去
一般的に、自動車のモデルチェンジサイクルは、
- フルモデルチェンジ: 5年~7年
- マイナーチェンジ: フルモデルチェンジから2年~4年後
という傾向があります。初代ヴェゼル(2013年~2021年)も、約7年半のモデルライフの中で、2016年と2018年にマイナーチェンジや一部改良が行われました。このサイクルを現行モデルに当てはめると、2024年~2025年頃のマイナーチェンジは妥当な時期と言えます。
2. マイナーチェンジでエクステリアはどう進化?
もし2025年にヴェゼルがマイナーチェンジするとしたら、そのエクステリアはどのように変わるのでしょうか?現行のデザインは完成度が高いと評判ですが、さらなる魅力アップが期待されます。
2-1. フロントマスクの変更点(グリル、バンパー、ヘッドライト)
- フロントグリル: 現行モデルのボディ同色グリルは個性的ですが、マイナーチェンジでは新しいデザインのグリルが採用される可能性が高いです。よりスポーティなメッシュタイプや、上質感を高めるメッキ加飾を施したものなど、グレードによって差別化が図られるでしょう。特に後述するRSグレードでは専用デザインが予想されます。
- フロントバンパー: グリルデザインの変更に合わせて、バンパーの形状もよりダイナミックで洗練されたものになるでしょう。フォグランプ周りのデザイン変更なども考えられます。
- ヘッドライト: 現在の薄型フルLEDヘッドライトのデザインは維持しつつ、内部ユニットの意匠変更や、アダプティブドライビングビームの機能向上などが図られる可能性があります。
2-2. リアデザインのアップデート(テールランプ、バンパー)
- リアコンビネーションランプ: 現行の一文字風テールランプはスタイリッシュですが、内部のLED発光パターンやレンズカラーの変更により、新鮮さと質感向上が予定されています。
- リアバンパー: こちらもフロント同様、デザインの変更やディフューザー形状の追加などで、よりスポーティかつ安定感のあるリアビューを演出するでしょう。
2-3. 新色・新ホイールデザインの追加はあるか?
- 新しいボディカラー: マイナーチェンジの定番として、トレンドを取り入れた新色の追加はほぼ間違いないでしょう。より深みのあるカラーや、個性的なアクセントカラー、2トーンルーフのラインナップ増設などが期待されます。
- 新デザインのアルミホイール: 各グレードに新しいデザインのアルミホイールが採用され、足元の印象もリフレッシュされるはずです。インチサイズは現行同様16~18インチが中心になるでしょう。
2-4. RSグレード専用エクステリアパーツへの期待
RSグレードでは専用のエクステリアパーツが多数採用されます。
- 専用フロントグリル・バンパー
- RSエンブレム
- ブラック塗装のドアミラーやドアハンドル
- 専用デザインのアルミホイール
- サイドシルガーニッシュやリアスポイラーなど、エアロパーツの追加
これらのパーツにより、標準モデルとは一線を画す、引き締まったスポーティなスタイリングが実現されると期待されます。
3. インテリアの質感向上と先進機能
現行ヴェゼルのインテリアはクラスを超えた質感と評判ですが、マイナーチェンジでさらなる向上が期待されます。
3-1. 内装素材・カラーコーディネートのブラッシュアップ
- 素材のグレードアップ: ソフトパッドの採用範囲拡大や、より上質な触感の素材への変更、ステッチの追加などにより、触れる部分の質感がさらに向上します。
- 新しい内装カラー/加飾: 新しい内装カラーの組み合わせや、インパネ・ドアトリムの加飾パネルのデザイン変更なども考えられます。RSグレードでは、レッドステッチやカーボン調パネルなど、スポーティな演出が期待されます。
3-2. インフォテインメントシステムの進化
- ディスプレイオーディオの進化: 現行のHonda CONNECTディスプレー(9インチ)も高機能ですが、ライバル車との競争を考えると、画面サイズの若干の大型化や、表示解像度の向上、処理速度のアップなどが図られるかもしれません。例えば、トヨタ車では12.3インチディスプレイを採用しているモデルもあり、画面サイズの大型化は十分考えられます。
- コネクテッド機能の強化: より多彩なアプリ連携や、OTA(Over The Air)によるソフトウェアアップデート機能の拡充がされるでしょう。
- ワイヤレスApple CarPlay/Android Autoの標準化拡大なども考えられます。
3-3. メーター表示や快適装備のアップデート予測
- フル液晶メーターの採用拡大: 上級グレードに採用されているフル液晶メーターが、より多くのグレードで標準装備となります。表示デザインのバリエーション追加なども期待したいところです。
- 快適装備の充実:
- シートヒーター/シートベンチレーションの搭載グレード拡大。
- ワイヤレス充電器の性能向上や搭載位置の見直し。
- USBポートの増設やType-Cへの統一など。
3-4. RSグレード専用インテリア(シート、ステアリング、加飾など)への期待
RSグレードが設定されれば、インテリアにも専用の装備が与えられるでしょう。
- 専用コンビシートまたは本革シート(RSロゴ入りなど)
- レッドステッチを施した本革巻きステアリングホイールやシフトノブ
- アルミ製スポーツペダル
- 専用メーター表示
- ダークトーンのルーフライニングやピラー
これらの専用アイテムが、ドライバーのスポーツマインドを刺激する空間を演出してくれるはずです。
4. 待望の「RSグレード」登場か?スポーティな走りと専用装備を予想!
多くのファンが待ち望んでいるのが、スポーティグレード「RS」の設定です。フィットやN-BOXなど、他のホンダ車でも人気の高いRSグレードがヴェゼルにも加わるとすれば、大きな話題となるでしょう。
4-1. ホンダにおける「RS」グレードの位置づけと特徴
ホンダの「RS」は、「Road Sailing(ロードセーリング)」の略とも言われ、単に見た目がスポーティなだけでなく、走りの質にもこだわったグレードとして位置づけられています。専用のサスペンションチューニングや、内外装のスポーティな加飾が施されるのが一般的です。
4-2. ヴェゼルRSに期待される専用エクステリア
前述(2-4.)の通り、専用デザインのグリル、バンパー、エアロパーツ、大径アルミホイール、RSエンブレムなどが装備され、ノーマルモデルとは明らかに異なる、アグレッシブで引き締まったスタイリングが与えられるでしょう。個人的には、ブラックアウトされたパーツを多用した、精悍なルックスを期待したいですね。
4-3. RS専用インテリア
こちらも前述(3-4.)の通り、専用シート、レッドステッチ、スポーツペダルなど、ドライバーの気分を高揚させるアイテムが装備されるはずです。
4-4. 足回りやボディ剛性の強化、専用チューニングによる走行性能向上
RSグレードの真髄は、やはりその走りです。
- 専用サスペンション: より引き締められた専用セッティングのサスペンションが採用され、コーナリング性能や操縦安定性の向上が予定されています。
- ボディ剛性の向上: スポット溶接の増し打ちやパフォーマンスダンパーの追加などにより、ボディ剛性を高め、よりダイレクトなハンドリングフィールを実現するでしょう。
- ステアリングフィールの改善: よりクイックで正確なステアリングフィールを実現するためのチューニングが施されます。
これらの改良により、ヴェゼルが持つ素性の良さをさらに引き出し、「運転が楽しい」と感じられるモデルになるでしょう。RSグレードに4WDが設定されるかは現時点では未知数です。過去のホンダ車のRSグレードラインナップの傾向から、RSグレードに4WDモデルが設定される可能性は低いかもしれません。
4-5. パワートレインの変更は?(既存e:HEVのスポーツチューン?)
RSグレードのパワートレインについては、いくつかの可能性が考えられます。
- 既存e:HEVのスポーツチューン: 現行の1.5L e:HEVシステムをベースに、モーターの出力特性やアクセルレスポンスなどをよりスポーティにチューニングする。
- ガソリンターボの採用は微妙か?: シビックなどに搭載されている1.5L VTEC TURBOエンジンを搭載し、よりパワフルな走りを実現することも期待したいところですが、現実的に考えて全く別物のエンジンをマイチェンで導入してくる可能性は低いかもしれません。
いずれにせよ、標準モデルよりもダイレクトで力強い加速フィールや、高回転まで気持ちよく回るフィーリングが与えられることが期待されます。
5. Honda SENSINGのさらなる進化
安全性能の進化もマイナーチェンジの重要なポイントです。
5-1. 最新の「Honda SENSING」へのアップデート
ヴェゼルに標準装備されている予防安全パッケージ「Honda SENSING」は、マイナーチェンジを機に最新世代へとアップデートされる可能性が高いです。
- フロントワイドビューカメラの高性能化: より広角で高精度なカメラを採用し、検知範囲や認識性能を向上。
- ミリ波レーダーの高性能化: 前方ミリ波レーダーの性能向上も期待されます。
5-2. 検知範囲の拡大や新機能追加の可能性
最新のHonda SENSINGでは、以下のような機能の追加や性能向上が考えられます。
- 衝突軽減ブレーキ(CMBS)の対応範囲拡大: 交差点での右左折時や出会い頭の事故対応能力向上。
- アダプティブクルーズコントロール(ACC)の進化: より自然でスムーズな加減速制御、渋滞追従機能の精度向上。
- トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)の搭載または機能向上。
- ブラインドスポットインフォメーションの検知範囲拡大。
- パーキングセンサーシステムの進化(近距離衝突軽減ブレーキなど)。
これらの進化により、日常運転から高速走行まで、より安全で安心なドライブがサポートされるでしょう。
6. マイナーチェンジ後の価格はどうなる?購入タイミングの考え方
マイナーチェンジに伴い、車両価格が変動する可能性があります。
6-1. 機能向上やRSグレード追加に伴う価格上昇の予測
一般的に、マイナーチェンジでエクステリアデザインの変更、内装の質感向上、先進機能の追加などが行われると、車両価格は数万円~十数万円程度上昇する傾向があります。特にRSグレードが追加されるとなれば、その専用装備などにより、既存の上級グレードよりも高価な価格設定となるでしょう。
現行モデルではエントリーグレードで264万円からの設定ですが、マイナーチェンジ後は280万円程度からの価格帯になると思われます。また、RSグレードは360万円程度になることが予想されます。
6-2. 現行モデルを購入するメリット・デメリット
- メリット:
- マイナーチェンジ前のため、価格が比較的こなれている可能性がある。
- 既に市場に出ているため、情報が多く、評価も安定している。
- (もしあれば)在庫車などでお得に購入できるチャンスがあるかもしれない。
- デメリット:
- 購入後すぐに新型(マイナーチェンジモデル)が登場し、型落ち感が否めなくなる。
- 最新の機能やデザインではない。
6-3. マイナーチェンジを待つメリット・デメリット
- メリット:
- 最新のデザイン、機能、安全装備のモデルに乗れる。
- 現行モデルの不満点などが改善されている可能性がある(特にRSグレードに期待する場合)。
- デメリット:
- いつ発表・発売されるか不透明で、待ち時間が長くなる。
- 価格が上昇する可能性が高い。
- 発表直後は注文が殺到し、納期が長期化するリスクがある。
6-4. 最適な購入タイミングの見極め方
- すぐにでもヴェゼルが欲しい、現行モデルのデザインや機能に満足している → 今のモデルを検討。
- 最新のデザインや機能、特にRSグレードに強い興味がある、時間に余裕がある → マイナーチェンジ情報を待ち、比較検討。
- 予算を重視する → マイナーチェンジ前のモデル末期(在庫があれば)や、マイナーチェンジ後の現行型中古車を待つという選択肢も。
ご自身の予算、車の必要時期、そして新しいモデルへの期待度などを総合的に考慮して、最適なタイミングを見極めることが大切です。
7. まとめ:期待が高まるヴェゼルの2025年マイナーチェンジ!公式発表に注目
ホンダ ヴェゼルは、そのスタイリッシュなデザインと優れた実用性で人気のコンパクトSUVですが、2025年頃に予想されるマイナーチェンジによって、さらにその魅力を高めることが期待されています。
【2025年ヴェゼル マイナーチェンジ予想まとめ】
- エクステリア: フロントマスクやリアデザインの変更、新色・新ホイールでリフレッシュ。
- インテリア: 内装の質感向上、カラー追加、インフォテインメントシステムの進化。
- 先進機能: Honda SENSINGのアップデート、快適装備の充実。
- RSグレード設定: スポーティな内外装と専用チューニングによる走りの進化に期待大。
- 価格: 現行モデルより上昇する可能性が高い。
これらはあくまで現時点での情報であり、実際の変更内容や時期については、今後の本田技研工業からの公式発表を待つ必要があります。 しかし、多くのユーザーやメディアが寄せる期待の大きさを考えると、次期マイナーチェンジはヴェゼルの商品力を大幅に向上させる、注目すべきものになることは間違いないでしょう。特にRSグレードが設定されれば、ヴェゼルの新たな一面を見せてくれるはずです。