2020年8月の登場以来、扱いやすいコンパクトなボディサイズとSUVらしい力強いデザイン、そして優れた燃費性能で、瞬く間に大人気車種となったトヨタ ヤリスクロス。街中でも本当によく見かけるようになりましたよね。その完成度の高さから、多くの方に支持されていますが、自動車業界の進化は日進月歩。早くも「次のフルモデルチェンジはいつ?」「どんな風に変わるの?」といった期待の声が聞かれ始めています。
特に、2026年頃にフルモデルチェンジが行われ、新開発エンジンを搭載して大幅に刷新される予定があると言われています。これによりヤリスクロスは現在の魅力をさらに高め、コンパクトSUV市場で不動の地位を築くことになるかもしれません。
この記事では、そんな期待が高まる次期ヤリスクロスのフルモデルチェンジ(2026年を想定)について、予想されるエクステリアやインテリアの変更点、そして最大の注目ポイントである新開発エンジンによるパワートレインの刷新など、その全貌に迫ります!現行モデルとの比較や、購入タイミングについても考察しますので、ヤリスクロスの購入を検討している方、そして今後の進化に注目している方は、ぜひ最後までご覧ください。
1. ヤリスクロス:現行モデル(2020年~)の成功と次期フルモデルチェンジへの大きな期待
まずは、現行ヤリスクロスの概要と、なぜ今、次期フルモデルチェンジが期待されるのかを見ていきましょう。
1-1. 現行ヤリスクロスの概要と人気の理由
- 発売時期: 2020年8月31日
- プラットフォーム: ヤリスと同様のGA-Bプラットフォーム(TNGA)を採用し、コンパクトながら高い基本性能を実現。
- パワートレイン:
- 1.5L ダイナミックフォースエンジン(ガソリン車)
- 1.5L ダイナミックフォースエンジン+トヨタハイブリッドシステムII(HEV車)
- デザイン: 「Robust & Minimalist」をコンセプトに、SUVらしい力強さと、都市にも映える洗練されたデザインを両立。
- 人気の理由: コンパクトで運転しやすいサイズ感、SUVらしいアクティブなスタイリング、クラスクラストップレベルの低燃費(特にハイブリッドモデル)、充実した安全装備(Toyota Safety Sense標準装備)、そして比較的手頃な価格設定などが、幅広い層から支持されています。
1-2. なぜ2026年にフルモデルチェンジ?
現行ヤリスクロスは2020年8月発売。自動車の一般的なフルモデルチェンジサイクルが約5年~7年程度であることを考えると、2025年後半から2026年頃に最初のフルモデルチェンジを迎えるというのは、ごく自然な流れと言えます。
また、競争の激しいコンパクトSUV市場において、常に商品力を維持・向上させていくためには、定期的な大幅刷新が必要です。ライバル車も続々と新型が登場したり、電動化シフトが進んだりする中で、ヤリスクロスも次世代を見据えた大きな進化が期待されています。
1-3. フルモデルチェンジで何が変わる?
フルモデルチェンジとなれば、内外装デザインの一新はもちろんのこと、プラットフォームの改良、パワートレインの進化、安全装備やコネクテッド機能のアップデートなど、文字通り「大幅な刷新」が期待されます。
特に、今回のテーマである新開発エンジンの搭載は、ヤリスクロスの走りの質を大きく変える可能性を秘めており、注目が集まっています。
2. 次期ヤリスクロスのエクステリアデザイン

フルモデルチェンジの大きな楽しみの一つが、エクステリアデザインの変更です。次期ヤリスクロスはどのような姿で登場するのでしょうか?
2-1. より洗練され力強いフロントマスクへ
- フロントグリル: 現行モデルのグリルデザインも好評ですが、フルモデルチェンジでは、トヨタの最新デザイントレンドを取り入れた、よりシャープで立体感のあるグリルに変更される可能性があります。例えば、クラウンシリーズや新型プリウスで見られるような「ハンマーヘッド」デザインの要素が、ヤリスクロス流にアレンジされて採用されるでしょう。
- ヘッドライト: より薄型で先進的なデザインのLEDヘッドライトが採用されます。デイタイムランニングランプの意匠も一新され、より個性的な表情を生み出すことが期待されます。
2-2. サイドビューとリアデザインの変更点予測
- サイドビュー: 現行モデルのバランスの取れたSUVらしいプロポーションは維持しつつ、よりダイナミックなキャラクターラインや、ホイールアーチのデザイン変更などで、新鮮さを出すデザインとなります。ルーフラインの処理なども変わるかもしれません。
- リアデザイン: フロントと同様に、最新のデザイントレンドを反映した、よりワイドで安定感のあるリアビューになることが予想されます。テールランプは横一文字のデザインが流行していますが、ヤリスクロスがどのようなアプローチを見せるか注目です。
2-3. ボディサイズの変更は?若干の拡大も?
フルモデルチェンジに伴い、ボディサイズが若干変更される可能性はあります。
- 室内空間拡大への期待: 現行モデルに対して、ユーザーからは「後席がもう少し広ければ…」「荷室がもう少し大きければ…」といった声も聞かれます。これらのニーズに応えるため、ホイールベースを若干延長し、全長や全幅もわずかに拡大することで、居住性や積載性の向上を図るかもしれません。
- 取り回しやすさの維持: ただし、ヤリスクロスの魅力の一つである「コンパクトで運転しやすいサイズ感」は維持されるはずです。大幅なサイズアップは考えにくいでしょう。
2-4. 新色や新ホイールデザインへの期待
フルモデルチェンジの際には、新しいボディカラーが多数設定されるのが通例です。より鮮やかで個性的なカラーや、質感の高いメタリックカラーなどが期待できます。好評な2トーンルーフカラーも継続して設定されます。また、アルミホイールのデザインも一新され、各グレードのキャラクターに合わせたものが用意されるでしょう。
3. インテリアも大幅刷新

エクステリアと並んで、インテリアの進化もフルモデルチェンジの大きな見どころです。
3-1. 内装デザインコンセプト(より上質・モダンに)
現行モデルもクラスを超えた質感が評価されていますが、次期モデルではさらに磨きがかかるでしょう。
- 水平基調のインパネデザイン: よりワイドで開放感のあるデザインへと進化する可能性があります。
- ドライバー中心のコックピット: スイッチ類の配置や操作性が見直され、より運転に集中しやすい、かつ先進的なコックピトが追求されるでしょう。
3-2. 素材の見直しとカラーコーディネートの刷新
- 質感向上: ソフトパッドの採用範囲拡大、ステッチの追加、金属調やピアノブラック加飾の質の向上など、触感や見た目の質感がさらに高められることが期待されます。
- 新しい内装カラー: より多彩でおしゃれな内装カラーコーディネートが設定され、選択の幅が広がるでしょう。
3-3. 最新インフォテインメントシステムの搭載
- 大型ディスプレイオーディオの標準化: 現行でも上級グレードには大型ディスプレイが設定されていますが、次期モデルではさらに大型化し、かつ多くのグレードで標準装備となる可能性があります。クラウンシリーズで採用されている大型サイズのディスプレイの廉価版が搭載されるかもしれません。
- コネクテッド機能の強化: 最新のコネクテッドナビゲーションシステム、OTA(Over The Air)によるソフトウェアアップデート機能、スマートフォン連携機能(ワイヤレスApple CarPlay/Android Auto)のさらなる充実などが期待されます。
- 音声認識システムの進化: より自然な対話が可能で、操作できる機能も増えた音声アシスタントが搭載されるでしょう。
3-4. メーターデザインや快適装備の進化予測
- フルデジタルメーター: より多くの情報をグラフィカルに表示できるフルデジタルメーターの採用グレード拡大、あるいは全車標準化も考えられます。
- ヘッドアップディスプレイ: 表示内容の充実や、視認性の向上が期待されます。
- 快適装備の充実: 電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドの全車標準化、シートヒーター/ベンチレーションの搭載グレード拡大、ワイヤレス充電器の性能向上、USBポートの増設(Type-C含む)など、細かな利便性向上が図られるでしょう。
3-5. 室内空間・ラゲッジスペースの改善は?
前述のボディサイズ変更の可能性とも関連しますが、ユーザーからの要望が多い後席の居住性(特に足元スペース)や、ラゲッジスペースの容量・使い勝手については、何らかの改善が図られる可能性が高いです。プラットフォームの工夫などで、効率的な空間設計が追求されるでしょう。
4. 新開発エンジン搭載!パワートレインの大幅刷新
今回のフルモデルチェンジで最大の注目ポイントとされるのが、パワートレインの刷新、特に新開発エンジンの搭載です。
4-1. 現行モデルのパワートレインの評価と課題
現行ヤリスクロスの1.5Lダイナミックフォースエンジン(ガソリン/ハイブリッド)は、優れた燃費性能と日常域での扱いやすさで高い評価を得ています。特にハイブリッドモデルの燃費はクラストップレベルです。 しかし、一部ユーザーからは、「もう少しパワーが欲しい」「高速走行時の静粛性や力強さが物足りない」といった声も聞かれます。
4-2. 次期モデルに搭載が噂される「新開発エンジン」とは?
2026年のフルモデルチェンジでは、これらの課題に対応すべく、より高性能で高効率な新開発エンジンが搭載されるのではないかと予測されています。
- 新開発1.5Lダイナミックフォースエンジンの可能性: 現在のダイナミックフォースエンジンをさらに進化させた、第2世代とも言える高効率エンジンが採用されます。熱効率の向上、フリクションロスの低減などにより、パワーと燃費をさらに高い次元で両立する可能性があります。
- 第5世代トヨタハイブリッドシステムの搭載: プリウスやカローラシリーズなどで採用が進んでいる、より高性能でコンパクトな第5世代ハイブリッドシステム(THS5)が、ヤリスクロスにも最適化されて搭載される可能性は非常に高いです。これにより、モーター出力の向上、バッテリー性能の向上、そしてシステム全体の効率アップが期待できます。
4-3. 期待される性能向上(パワー、トルク、レスポンス)
新開発エンジンや新世代ハイブリッドシステムが搭載されれば、以下のような性能向上が期待できます。
- エンジントルクの向上: 特に低中速域でのトルクアップにより、街乗りでの扱いやすさや加速性能が向上するでしょう。
- モーター出力の向上(ハイブリッド): より力強いモーターアシストにより、発進時や追い越し加速時のレスポンスが向上し、EV走行領域も拡大する可能性があります。
- システム全体の高効率化: エンジンとモーター、バッテリー、制御システム全体が最適化され、よりスムーズで気持ちの良い走りを実現。
4-4. 燃費性能はどこまで進化する?
現行ヤリスクロスハイブリッドの燃費(WLTCモードで30km/Lを超えるグレードも)は既にトップクラスですが、新開発エンジンと第5世代ハイブリッドシステムの組み合わせにより、さらなる燃費向上が果たされます。激戦のコンパクトSUV市場でさらに優位な一台となります。
4-5. 4WDシステム(E-Four)の改良・進化
ハイブリッドモデルに設定されている電気式4WDシステム「E-Four」も、より高性能なリアモーターの採用や、制御の緻密化などにより、雪道や悪路での走破性、走行安定性がさらに向上する可能性があります。
現行のヤリスクロスのリアモーター出力はわずか5.3PSの小さな電動機のため、主にゼロ発進時の補助的な4WDでしたが、次期ヤリスクロスでは大出力モーターに変更され、あらゆる速度域で優れたリア駆動を期待できます。
例えば、現行RAV4のE-Fourリアモーターは出力54psであり様々な走行モードを有していることから、次期ヤリスクロスでも同等のモーターに変更され4WD走行性能の大幅向上が予想されます。
5. プラットフォームと安全性能:見えない部分も大幅進化?
見た目やパワートレインだけでなく、車の基本骨格や安全性能も進化するはずです。
5-1. 最新GA-Bプラットフォームの改良版採用による基本性能向上予測
現行ヤリスクロスも採用しているGA-Bプラットフォームですが、フルモデルチェンジではその改良版、あるいは最新世代のものが採用されるでしょう。これにより、
- さらなる低重心化と軽量化
- ボディ剛性の向上
- 操縦安定性と乗り心地の向上
といった、車の基本性能が底上げされることが期待されます。
5-2. ボディ剛性向上と軽量化の両立
最新の溶接技術や高張力鋼板の採用範囲拡大などにより、より強固で、かつ軽いボディ構造が追求されるでしょう。これは、走りだけでなく、衝突安全性にも貢献します。
5-3. 「Toyota Safety Sense」の最新世代へのアップデートと機能拡充
安全性能は常に進化しています。次期ヤリスクロスには、現行モデルよりもさらに進化した最新世代の「Toyota Safety Sense」が搭載されるのは確実です。
- 検知機能の向上: 単眼カメラやミリ波レーダーの性能向上により、検知できる対象物(自転車、夜間の歩行者など)の範囲拡大や、認識精度が向上します。
- 機能の追加・拡充:
- プリクラッシュセーフティの対応シーン拡大(交差点など)。
- レーダークルーズコントロールやレーントレーシングアシストの制御のさらなる高度化・自然化。
- プロアクティブドライビングアシスト(PDA)の機能強化。
- 緊急時操舵支援やドライバー異常時対応システムの進化。
- より高度な運転支援技術の搭載は? 「Toyota Teammate」のような高度運転支援技術(アドバンストパークなど)が、ヤリスクロスの上級グレードにも一部機能が搭載される可能性もゼロではありません。
6. フルモデルチェンジ後の価格は?
大幅な刷新が期待される次期ヤリスクロスですが、価格はどうなるのでしょうか?
6-1. 大幅刷新に伴う価格上昇は避けられない?
新開発エンジンの搭載、プラットフォームの改良、先進安全装備の進化、内外装の質感向上などを考慮すると、フルモデルチェンジ後の車両価格は、現行モデルよりも上昇する可能性が高いと考えられます。グレードによっては数十万円単位での価格アップも十分にあり得るでしょう。
6-2. 現行モデルを購入するメリット・デメリット
- メリット:
- 価格が比較的こなれている(モデル末期には値引きも期待できる?)。
- 熟成されたモデルであり、大きな不具合のリスクが少ない。
- 今すぐ手に入れられる(納期問題が解消されていれば)。
- デメリット:
- 購入後すぐに新型が登場し、型落ち感が否めなくなる。
- 最新の技術やデザインではない。
6-3. フルモデルチェンジを待つメリット・デメリット
- メリット:
- 全てが新しい、最新技術満載のモデルに乗れる。
- 現行モデルの不満点などが改善されている可能性が高い。
- デメリット:
- いつ発表・発売されるか不透明で、待ち時間が長くなる。
- 価格が上昇する可能性が高い。
- 新型車特有の初期トラブルのリスクがゼロではない。
- 発表直後は注文が殺到し、納期が長期化する可能性。
6-4. 最適な購入タイミングの見極め方
- すぐにでも車が必要、現行モデルのデザインや性能に満足している → 今のモデルを検討。
- 最新技術や新開発エンジンに強い魅力を感じる、時間に余裕がある → フルモデルチェンジを待つ。
- 予算を最優先する → フルモデルチェンジ後の現行型中古車を狙う、あるいはモデル末期の現行型新古車・在庫車を探す。
ご自身の状況や何を重視するかによって、最適なタイミングは変わってきます。
7. まとめ:新開発エンジンで生まれ変わる?期待の次期ヤリスクロス!
トヨタ ヤリスクロスは、現行モデルでも非常に完成度の高いコンパクトSUVですが、2026年頃に予定される次期フルモデルチェンジでは、さらなる大きな進化を遂げることが期待されています。
【次期ヤリスクロス フルモデルチェンジ予想まとめ】
- エクステリア: より洗練され、力強いデザインへ刷新。
- インテリア: 質感向上と先進的な空間デザイン。
- パワートレイン: 新開発エンジン(新世代1.5Lダイナミックフォース?)と第5世代ハイブリッドシステムの搭載による大幅な性能向上(パワー、燃費、レスポンス)。
- プラットフォーム: 最新GA-Bプラットフォーム改良版による基本性能の底上げ。
- 安全性能: 最新「Toyota Safety Sense」搭載と機能拡充。
- 価格: 現行モデルより上昇する可能性が高い。
これらはあくまで現時点での情報であり、実際のフルモデルチェンジ内容や時期については、今後のトヨタ自動車からの公式発表を待つ必要があります。 しかし、多くの情報や市場の期待を総合すると、次期ヤリスクロスは、特に「新開発エンジン」による走りの進化を筆頭に、全方位での大幅なグレードアップが施され、コンパクトSUV市場における存在感をさらに高めることになるでしょう。





